ロルバーン以外のノートを使えるようになるまで

私はマインドのプロとしてノート術をお伝えしている。

自分でも日々ノートを書いていて、今はだいたい1~1.5ヶ月に1冊のペースで使い切る。

数日前から使い始めたこちらは、美篶堂(みすずどう)という会社が作っている「さくら咲くノート」。

見た目はまるで本。

表紙は抹茶のような色で、中はページが進むにつれてピンク〜白へ変わっていく。

渋くてお気に入り。

着物を着てこれを持ったら素敵だろうな…!

私のノート遍歴の一部

ノートを書き始めて最初の一年くらいは、ロルバーンしか使っていなかった。

このようなリングノート。

表紙は基本的に無地だが、限定版もいろいろ出ている(写真はMOGLEAというブランドとのコラボ)。

一年経ったあたりから、少しずつ綴じノートも使うようになった。

そして現在に至る。

ずっと譲れなかったこと

なぜ、最初の一年はロルバーンしか使わなかった(使えなかった)のか?

理由は、機能性をいちばんに求めていたからである。

ロルバーンはどこにいても書きやすいのだ。

  • リングノートなので折り返せる
  • 表紙が固いので、立ったままでも、不安定な場所でも書きやすい

(ついでに紙質が好み、というのもある)

ノートに書くのは自分の感情。

感情は生ものだからこそ、出先で突然ノートを取り出して書き始めることもある。

そんなときに、読みやすい字でサラサラと書けるのはありがたい。

しかし、こだわりがあることによって、徐々に私自身が苦しくなってきたのだ。

特に、新しいノートを買うとき。

またロルバーンの中から選べばいいので、楽といえば楽なのだが…むしろそれが「選ぶ(迷う)楽しみ」を奪っていることに気づいてしまった。

「どこでも書くんだから、ノートはこれ以外使ってはいけない!」

いつの間にか、ただ縛られているだけの状態に。

「そんなにこだわらなくてもいいんじゃない?」

いつだったかは忘れてしまったが、そう思い始めたことによって、ずっと「絶対NG」だったものに「OK」が出せるようになっていった。

「リングノート以外の使い心地も知りたくない?」

「無地の紙でもいいんじゃない?」

「ただ『可愛い』という理由で選んでもいいんじゃない?」

そこからである。

私の中に、初めてロルバーン以外の選択肢が生まれたのは…!

緩めることで世界が広がる

ロルバーン以外のノートを使うようになっても、書くこと自体に大きな影響はないというのが正直な感想。

不安定な場所といっても、岩場で書くようなことはないし(いや、今後あり得るかも)。

鞄に乗せたり、腕でうまく支えることができるならば問題なし。

どんなノートを使っても大丈夫だった!

今はロイヒトトゥルムとモレスキンがお気に入りだが、他にもストックとして個性的なノートたちが控えている。

ロルバーンだけにこだわり続けていたら、一生使うことはなかっただろうものばかり。

(使い始めたらまた載せようと思っている)

ロルバーンを完全にやめたわけではなく、今でもたまに使うことはある。

ただ「使えるノートの選択肢が増えた」というだけ。

こだわりが強いのもいいけれど、「緩める」ことで世界が広がるのもまたいいものである。

おかげで、以前よりもノートを書くことが楽しい。

ノートについての詳細は下記リンクからご覧いただけます。

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