今回の内容は、ライフデザイン講座創設者・こはらみきさんの著書「お姫さま練習ノート」4刷重版を記念した企画、
「お姫さま練習ノートのプロ講師たちが語る♡姫ノートで理想の未来を生きる方法」
こちらに私がゲスト出演した際、みなさんにお話ししたエピソードをまとめ直したものである。
今回の話は、今までどこにも出したことがない。
あえて公開を控えていたのではなく、自分の中に「ある」ことに気づいていなかったのだ。
最初は別の話を準備していたのに、本番の数日前、ふと思い出したというか掘り起こされたというか…
(きっと今のタイミングで気づくのがベストだったのだろう)
「なぜノートを書くのか」
「なぜノートを伝えたいのか」
その原点に、やっとたどり着いたような気がする。
今まで伝えてきた理由も、もちろん本当のことではあるが、より根っこのほうにあるものがやっと出てきたなあ…と感じている。
感性を矯正しようとしたら狂いだした
お姫さま練習ノートを書き続けたことで、私は自分をまるごと肯定できるようになった。
感じること・考えることがすべてOKになり、安心して堂々と生きられている。
お姫さま練習ノートに出会う前の私は、長いこと「自分に自信がない」状態で生きてきた。
…というのも、遡れば小学生ぐらいから、「周りと感性が違う」と感じることが多かったためである。
たとえば、
- クラスのみんなが、アイドルグループの特定のメンバーを「可愛い」「かっこいい」と言っているのに共感できない。
(他のメンバーに魅力を感じるが、それを言えない) - 読書感想文や体験学習の感想文を書くと、みんなと着眼点が全然違う。
(誰も触れていないような箇所に着目し、「面白かったです」と書いている)
このような経験が続き…
「みんなと同じように感じられない、私の感性っておかしいのか?」「人とずれているのか?」と思うようになった。
そして、自分の感じることを疑うようになり、自分を表現することにも自信をなくし…「私は変な人」「そのままの私ではダメなんだ」と考えるように。
自分の中から湧き上がってくるものに、白黒つけるようにもなっていった。
「私が今感じていることは、正解なのか?不正解なのか?どっちなんだ??」
もう、自分のことがよく分からない…
そして、大人になってからの「学び中毒」「正解探しの生き方」へと繋がっていった。
(だから、学生時代なんかは特に、好きなものとか趣味の話をほとんどしてこなかった。聞かれても濁してきた。)
私を救ってくれた「お姫さま練習ノート」
みんなが良いというものが良いのだ。
私の感じることは「正そう」。正しくあろう。
そう考えれば考えるほど…
自分のことを出しきれない。
みんなに合わせて演じる、抑えようとする。
力を出したいのに出せない、もどかしい状態。
ずーっとこれで生きてきたのだ。
そこからお姫さま練習ノートに出会い、気持ちを吐き出したり寄り添ったりできるようになったら、どんな自分もOKになった。
「私はこのままでいいんだ」という安心感を得られて、人との違いもだんだんOKになっていった。
人との違い。
これは、良い悪いとか正解不正解ではなく、「好みがあるだけだ」と気づいた。
いろんな人がいていい。
いろんなものがあっていい。
あの人はとっても素敵だけれど、その隣の人が好きだっていい。
どれもOKなんだなあ…と。
私は私のまま存在していい
キューイスト(講師)としての活動がどんどん楽しくなってきたのも、それがより肚落ちしてきたからである。
キューイストは、本当にいろんなメンバーがいる。
元気系、癒し系、かわいい系。そして私みたいな人も。笑
キューイスト全体として大切にしていることはもちろんある。
でも、それぞれのテーマカラーやモチーフ、活動のきっかけ、届けたい想いなどは人によって異なる。
それが良いのだ。
だからこそ魅力的で、刺激もあって、多くの人に届けられるものがある!
みんな一緒だったら、人間はこの世にひとりでいいんだから。
あの人がいる意味も、私がいる意味も、ちゃんとある。
ノートを書いて変化したから終わり、ではない。
むしろ変化を感じ始めたところがスタート。
書き続けることで、この先も変化し続けるのだ(私は今でもアップデート中である)。
「どんな自分もOKになる」というのは、人生単位で見るとすごい変化だと思っている。
生まれ変わらなくても、全く別の人生を生きているようなものだ。