凱旋門賞2026|現役騎手の解説から気づいた「自分に意識を向ける大切さ」

今年の夏ごろから、たまに競馬を見るようになった。

きっかけは覚えていないが、ドラマやゲーム等ではないのは確か。

それまで全く縁がなかったのに不思議だ。

興味を持つということは、人生に何かしら必要なことがあるのだろう……と思いながら自分を観察している。

「異次元すぎる……」最後の直線の衝撃

10月4日の深夜、人生で初めて凱旋門賞を見た。

競馬が面白いと感じるようになってきたし、せっかくだから一度くらいは見ておきたいな、と。

日本馬で出走したのは、メイショウタバルとアドマイヤテラ。

各メディアやSNSでも盛り上がっていたようだが、目に映るものをそのまま感じたかったので、あえて情報は取らないようにしていた。

レース前のウォーミングアップで、2頭が軽やかに走っている姿を見て嬉しくなる。

だいぶ遠くにいるはずなのに、あのときだけは不思議と距離を感じなかった。

専門的なことは分からないので見たままを書くと、以下のようなレース展開だった。

スタートからしばらくの間、メイショウタバルが先頭を走っていた。

(逃げ切るつもりなのか、他の馬が前に出ないから仕方なく先頭になったのか、どうなんだろう?と思いながら見ていた。)

アドマイヤテラもずっと5番目くらいの位置。

↓

最後の直線で他の馬が一気に追い上げてきて、日本馬は16頭中11着と14着に。

追い上げてきた外国馬たちが本当に強かった!

素人目線だが「異次元」。

どこにそんなパワーを残していたんだ!?と驚くばかり……

このレース観戦による心の動きが大きく、それがまた面白かったので、実況を聴きながらひたすらメモしていた。

そのメモを元に記事を書いている。

「もう厳しいかも」思考の癖が出た瞬間

私が見ていた中継には、アナウンサーのほかに、JRAの現役騎手・岩田康誠さんが出演していた。

この岩田さんの言葉に何度もハッとさせられたのだ。

レース直後、アナウンサーからの「今回のメイショウタバルはどうでしたか?」という問いに対する答え。

「納得のいくレースをしていた」

「楽しそうに走っていた」

「他との着差は少ない」=大差で負けていない

本来の力は発揮できていたとのこと。

結果だけ見ると残念ではあるが……いや、そう思うのは結果しか見ていなかったからなのだ。

私が!!!

正直、2頭がどんどん抜かれていくのを見ていて「もう厳しいかも」と思った(ごめんよタバルとテラ……)。

まさにこれが私の「思考の癖」なのだ。

自分と周りを比較しがち。

自分の良くないところに目が行きがち。

やり切る前に諦めそうになる。

負けたけれど、めちゃくちゃ負けているわけではない……言われてみれば確かにそうだった。

でも岩田さんの発言があるまで気づかなかったのは、やっぱり「馬単体」より「全体の順位」に囚われていた、ということなのだ。

その子だけを見てあげたら、良かったところはいくつも見つかるのに。

またやってるわ。

楽しそうに走っていたということは、変に力んだりせず、日本のレースと近い感覚で臨めたのかな?

これもプロの騎手だからこそ分かるのだろう。

私は「私」を見ているか?

日本馬が出走しているのだから、解説だって日本馬にフォーカスした内容になるのは自然だが、それを抜きにしても……

私は見ているようで全然見ていなかったんだな、彼らのこと。

レース結果としては負け。

でもマインドをテーマに活動する者としては、勝利以上のギフトをもらった気分でいる。

「思考の癖」は人生への影響が大きいから!

周りとの実力差が大きいなら、負けること自体は仕方ないと思う。

それよりも「私はどうだったか」が重要なのだ。

私は全力を出せたのか?

私の良かったところはどこか?

私は「私」をどれだけ見ているか?

勝因・敗因の分析はそのあとでいい。

(アナウンサーの「どうでしたか?」という問いかけはベストだったんだろうな……)

周りと比べてばかりいると、自分を磨くことよりも「大勢のなかでどの位置にいるか」に意識が向いてしまう。

過去の私はそれで何度も失敗してきた。

判断基準が自分以外の「誰か」になり、自分で自分を操縦できなくなる。

それなのに「何もできていない!」「ちっとも進んでいない!」と自分責めが始まる……ってな。

コントなの!?って感じだ。

人生において、周りと比較するのは無意味。

周りと比べた自分の位置だけを見て、否定ばかりしていたら次に繋がらない(=外野のやること)。

「いつだって自分に集中して、今できることに全力で取り組む」

まさかの凱旋門賞で、意外な角度から肚落ちさせられた感がある。

解説が上手いかどうかなんて、歴の浅い私には分からないよ……?

それでもここまで深い気づきをもらえるなんて、想像もしていなかった。

岩田さんの解説で見られて良かったな、と思っている。

競馬はどちらかというとスポーツとして見ているのだが、これからはまた新たな視点から楽しめそう。

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