「これから公演本番なのに、小道具が足りない!」
慌てて後輩と買い出しに行ったら、欲しいものは売っていないし、後輩はずーっとマイペース。
「本番までにスタジオに戻れないかも!?」
「準備も間に合っていないし、どうしようーーー!!!」
…なんて焦っていたら、目が覚めました。
夢だった。
大学時代に所属していた演劇サークルの。
さすがに「本番直前に小道具が揃わない」なんてことは、一度も経験がありません。笑
(ちゃんと計画を立てて準備するんだから)
これ、ただの面白い夢で終わると思っていたのですが…
その後、すっかり忘れていた「自分」を思い出すきっかけとなったので、過去のエピソードも含めて残しておこうと思います。

暗黒期を抜け出せた偶然の出会い
私の大学生活は、2ヶ月に及ぶ「暗黒期」からのスタートでした。
元々エレクトーンに打ち込んでいて「絶対に大学でも続けよう!」と頑張っていたのですが、最終的に「東京の寮へ楽器を持っていけない」という理由でやめることになったんですね。
第一志望の大学に行けなかったことよりも、生き甲斐だったエレクトーンをやめることのほうがショックだった私。
大学入学後の2ヶ月間は、学校と寮を往復するだけの日々を過ごしました。
そんな生活も嫌になり「そろそろ何か変えていかなければ」と考え始めたころ…学内で偶然、演劇サークルの公演案内を見つけたのです。
新歓のポスターなんて、いろんなサークルがそこらじゅうに貼っていたのに、なぜか演劇だけピンときてしまった。
(それまでの2ヶ月間、どこのサークルの新歓にも参加していませんでした)
「何か新しいことを始めたら、今の状況が少しでも良いほうに変わるんじゃないか?」
そんな予感がしたのです。
そして「公演を観に行って、良かったらここに入ろう」と決めました。
劇団加入の意思をその場で伝えた話
演劇を始めようとしていることは友達にも言わず、公演もひとりでこっそり観に行きました。
自分としては、真っ暗な日々を抜け出すための「極秘プロジェクト」だったから。笑
舞台を見ながら、すでに心は決まっていましたね。
「ここでみんなと一緒に舞台に立ちたい」って。
終演後には、公演が行われていた地下スタジオの出口から、階段を上がって建物の出口に至るまで、役者さん(先輩)がずらっと並んでお見送りをしてくれていました。
「これはチャンスだ!」と思った私。
その場で当時の代表に話しかけて「この劇団に入りたいです」って伝えたのです。
湧いていた、周りの先輩たちが。笑
「あのときのさおちゃん、よく覚えてる」って、加入後にも言われたことがあります。
…と、ここまでは思い出話なのですが、
私にはそれくらいのことをするパワーがあるんですよ。

「熱い私」の存在を思い出す
それなのにね…
3年生で就活が始まった途端、こうなっちゃった。
「私には何もないです」
「できる仕事なんてないです」
「社会人きっと向いていないです」
なぜ!?
なぜ急に小さくなってしまった!!?
- 自分の気持ちに従って熱く行動する私
- 世界に居場所が失われたかのように縮こまっている私
同じ人間のなかに、正反対の人間が同居している。
どちらも自分であることは間違いないのですが…
「自分の気持ちに従って熱く行動する私」の存在が、私のなかで「ないもの」にされていたことに気づいたのです。
今になって!!!
大学のサークルだからとか、就活だからとか、そういった場面の違いは関係ないと思っています。
「私の中に『熱い』私が確実に存在している」
ただ、この事実に気づけたことが嬉しかった!
まさに今、自分自身の「設定」を強化中なので、過去の自分から良いヒントを受け取りました。

まとめ
こまでの話のように、過去の経験から、ある一箇所だけを突然思い出すことってありませんか?
忘れていたけれど「そういえばそんなことあったわ!」って、急に記憶が蘇ってくること。
そこに、今の自分に向けたヒントが隠れているのかもしれません。
私自身、何年も自分と向き合ってきて、あらゆるブロックを外してきました。
それでも、成長に伴って新たなステージアップの鍵となるものが、今までにない角度から来たりするのです。
リアルタイムで経験していることばかりではなく、数年、数十年前の自分が気づかせてくれるものってあるんですよね。
過去の経験がどうでもいいわけがないのです。
本来の力を思い出すためのヒントを、過去の自分はたくさん持っています。


