「人生を変えたい」という思考に至るまでを振り返ってみる

私が「人生を変えたい」と最初に思ったのは、新卒2年目のときだった。

これが早いのか遅いのかは分からないけれど、私の周りと比較すると早いほうだったのではないかな?と。

また「繰り返し」の始まり

なんとか内定をいただけた会社で、慣れない環境にも苦労しながら頑張ってきた。

そして春が来た。ここから、また同じ一年が始まる。

まだ入社して一年経たないけれど、流れがだいたい分かってきたから、今年は去年よりもうまくできることが増えているはず。

でも、来年も再来年も、ずっと同じことを繰り返すんだな…と考えたときに怖くなったのだ。

当時は、一年の流れがしっかり決まっている仕事をしていた。

「春になったらこれをする」「夏はこれ」と、いつ何をするのかが明確で、大きく変わることもない。

毎年出会う人は変わるけれど、自分のやることはずっと変わらない。

「同じところをぐるぐる回り続ける」ような未来が待っているんだな、と。

(今となっては突っ込んでやりたいところもあるが、これが新卒2年目の思考である。笑)

そうなると、他へ行くのか?どうするのか?

そんなことを考え始めるのだ。

当時はSNSなど一切やっていなかったので(そんなものは危険だ!という家族の言葉を信じていた)、インターネットでいろいろ検索をしてみた。

すると、出てくる出てくる。

自分と同世代くらいの、活躍している人たちのインタビュー記事なんかが。

そして、それを読んで落ち込む。笑

「私と同い年で起業!?社長!?」

私なんて、人や社会が怖すぎて就活もろくに進められず、内定がないまま大学を卒業したんだぞ!?

今の会社だって、何とか内定をいただいて入社できたのに…

で、その人のプロフィールを見ると、たいてい「一流大学」を卒業しているのだ。

ほらね、もう無理じゃん。勝てっこないって。

やっぱりいい大学に入れないと、こんな人生は送れないんだなあ…

自業自得?それでも…

もともと音大に行きたかった私は、高校ではそんなに勉強を頑張ってこなかった。

宿題はやる。でも本当にそれくらいで、平日も毎日3〜4時間は楽器の練習に費やしていた。

休日は10時間以上、もっと練習していたかもしれない。

結局、音大ではない大学へ進学することになったのだが…勉強を後回しにしていた上に、そもそも音大以外で行きたい大学・学部が見つからない。

将来何をしたいのかも分からないし。

最終的に入った大学は、オープンキャンパスにも行ったことがなければ、個別試験も受けていない(当時はセンター試験の結果で合格が決まる、という入試方式があったのだ)。

初めてキャンパスに足を踏み入れたのは、4月の新入生ガイダンスの日だった…

そんな人生を送ってきた私だ。

社長になりたいとか、有名になりたいとか、そういうのはないけれど…

今から「挽回」することなんてできるのか!?

このままの毎日が、この先も続いていくのはイヤなのだ。

「何とかして人生を変えたい」

これが、私の「人生を変えたい」に至るまでの流れである。

このあとは、セミナーに通い始めたり、ブログを始めてみたりと動き出すのだが…長くなってしまいそうなので、また別の記事で。

  • ブックマーク

この記事を書いた人