ずっと憧れだったザ・プリンス パークタワー東京に一泊してきました。
東京タワーの見える景色を日常にしたいので、夢をちょっとだけ味見(先取り)するつもりで。

しっかり東京タワー側のお部屋を予約しました。
母との会話で気づいたこと
夕方、景色を見ながら実家の母に電話しました。
ただ憧れの景色が目の前にあることが嬉しかったので、それを伝えてみようと思って。
「やっと泊まりに来たよ」
「今、目の前に東京タワーが見えてる」
「3年くらいずっと来たいと思ってたんだよ」

それに対して母が言ったこと。
「よかったねー!」
「せっかく来たんだから〇〇にも行ってきなよ!」
「自分で稼いでいるからいいんだよ」
そして極めつけはこの一言でした。
「またいつでも泊まれるね」
この言葉から2つのメッセージを受け取りました。
1. 私は夢を叶えてもいい
「私の夢なんて叶わない」と無気力になっていた時期があります。
現実的な周りの友達を見て「私もそうしなきゃ」と思うものの、実際は違和感があって、同じようにできなくて……
そんな自分はダメなんだ、おかしいんだ……と、さらに自分を苦しめるような思考にどんどんはまっていきました。
そしてそのうち、夢を見ることすらしなくなりました。
でも本当は今のままなんてイヤだし、私だってもっとできるはず……
現状を変えるべく、ライフデザイン講座で学び始めました。

今回のホテルステイは、私がこれから自分で人生を切り開くための一歩でもありました。
「またいつでも泊まれる」というのは、「この景色が当たり前になる」ということ。
母はそんなつもりで言ったのではないと思いますが……私は自然と「夢を叶えてもいい」という意味で受け取っていました。
(選択をするのは私自身なので、「叶う」ではなく「叶える」です)
2. 私は好きなことをしてもいい
旅行に行くこと、おいしいものを食べること、ちょっといいものを買うこと、継続セミナーで学ぶこと……
楽しいはずなのに、いつもどこか後ろめたい気持ちがありました。
どうしてなのか考えても全然分からなかったけれど、やっと気づきました。
「こんなことをしたら母に怒られる」と思っていたからだ……と。

母はモノをとても大事に使う人で、実家には若いころから使い続けているモノがいくつもありました。
20年以上前に買ったというバレンシアガのマフラーをもらったこともあります。
小さいころ、よく言われました。
「無駄遣いしちゃダメ!」
「まだ使えるでしょ?」
「そんなことにお金かけるなんてもったいない!」
こんな言葉をシャワーのように浴び続けてきたから、
・新しいものを買う
・新しいことを始める
・高いお金を払う
これらが私の中で「よくないこと」になっていたみたいです。
でも、母は今回のホテルステイを自分のことのように喜んでくれていました。
私が好きなことをするのを否定しないし、むしろ応援してくれています。
母との関係も、知らないうちに変わってきていたみたいです。
さいごに
「また」「いつでも」泊まれる……
一回限りではなく、続きがあるということです。
この先の未来も、自分で決めて、好きなことをし続けていいということ。
私なりの解釈ですが、たった一言にたくさんの意味が込められていると感じました。
夢を先取りするだけのつもりが、それ以上の気づきも得たホテルステイ。
思い切って泊まりに行ってよかった……