「ジブンゴト」になったら、47都道府県と県庁所在地を覚えられた。

社会人になるまで、47都道府県を全部覚えていませんでした。中学時代から、地理に対して猛烈な抵抗感が・・・長野のレタス栽培とかリアス式海岸とか、よく分からないから。もっと言うと身近じゃないから。「これを知って何になるの?」なんて思っていました。

地理嫌いはその後も治らず・・・47都道府県どころか関東地方さえもろくに覚えられないまま、高校を卒業してしまいました。大学は外国語系の学部に進んだので、日本よりもヨーロッパのことばかり考える日々。都道府県を知らないことが恥ずかしいなんて思うこともありませんでした。

強制ではない勉強がスタート

記憶が正しければ社会人2年目だったような・・・夏休みに実家に帰って、何気なく本棚に目をやると、高校で使っていた地図帳が入っているのを見つけました。母が教科書類をすべて取っておいてくれていて。ちょうど旅行を考えていたタイミングだったので、その地図帳を東京に持って帰ることにしました。

旅行の計画を立てながら、自分で調べた情報と地図を照らし合わせる日々が始まりました。そのときは北海道に行く予定だったので、今思えば、計画段階で地図を見ておいたのは正解でした。同じ日に札幌~函館を回るのはかなり無理があるなんて。それどころか新千歳空港~札幌まで40分もかかるなんて!私、本当に何も知らなかったんだ・・・ショックを受けた瞬間でした。

それからは、地図帳をいつも手の届くところに置いて、知らない地名を聞いたらその場で調べるようになりました。どこに何があるのか分かるようになってきたら、知ることそのものが楽しくなってきました。地域の特産品も、初めて知るものであっても、生産地を聞いたら「ああ、あそこで作ってるのね」と地図が浮かんでくるように!私、進歩した・・・!!

今になって分かること

テストがあるから覚えなければいけないなど、「強制」する要素があると、アタマが、心が抵抗する!なぜこんなことをしなければならないの?って、やりたくない理由を考え続けてしまいます。いつまで経っても面白くならないわけです。大人になってからの勉強は教科書もないし、もっと自由に、気楽に取り組んでいいものなんですね。

もう一つ言えるのは・・・大人になれば「お金と時間が用意できればどこへでも行ける」ということを、当時の私は知らなかったということ。きっとこんな場所行かないだろうから、知らなくても生きていける。本気でそう思っていました。子どもだったので、親がいないと何もできないと。できるようになるイメージも湧かなかった。

最近は、なんと歴史にも興味が出てきました(実は地理よりも嫌いだった)。自由に楽しく学んで、もっといろいろな視点から日本のことを深く知りたいな、と思っているところです。

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末光 咲織

末光 咲織

東京都在住の会社員。文章を書くこと、音楽、演劇、ラジオが好き。周囲から否定される数々の経験が元となり、成長するにつれて感情を思うように表に出せなくなる。自分の人生なのに、自然と「裏方」になろうとしていたことに気づき、2016年の冬、生き方を変えようと決意する。本当はもっと表に出て、自分の思いを表現することで生きていきたい。将来的には、会社員+個人事業主として活動したい・・・と思っている。
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