360度の夜景

PCのデスクトップを、佃大橋×リバーシティ21(月島)の夜景にしている。

中央区は高層マンションも多く、夜景がとても綺麗なのだ。今思えば、夜型の仕事をしていたから見ることのできた景色で、もし昼間の仕事をしていたら記憶に残ることもなかっただろう。

会社のイベントで、一度だけ屋形船に乗ったことがある。美味しいごはんを食べながら、浅草橋からお台場まで。隅田川を、たくさんの橋をくぐりながら進んでいった。

お台場で船を停めてくれたので、デッキまで上ってみたら、そこからの景色が本当に綺麗だった。

何かのイベントの最中だったのか、フジテレビ周辺が七色の光を放っていて、まるでマリーナベイサンズかのような雰囲気を醸し出していた。振り返ると、東京タワーをはじめとした高層ビル群が立ち並んでいる。

いちばんすごいと思ったのは、船からだと「360度すべてが夜景」だということ。

東京には夜景スポットがたくさんあるし、高層階から見下ろせるような場所も多い。

でも、360度ってなかなか難しいんだよね。一方向を見て、また移動して見て・・・の繰り返し。

東京タワーでさえ、真ん中に柱があるから、自分がぐるっと一周回っていかなければならないし。

対して、あの日屋形船から見た景色は、「夜景の中に自分がいる」という感じだった。見ている間、何も考えていなかった。ただ「あー(すごい)・・・」って。感動すると、その瞬間は何も考えられなくなるのかもしれない。

夜なので自分の身体の周辺は真っ暗だけど、そこからだんだん視野を広げていくと、向こう360度すべてが煌めいている。

身の回りの、すぐ近くは見えない。すぐ近くばかり見ようとして、「何もない」とか「見つからない」とか言っている。でも、少しずつ見る範囲を広げていくと、キラキラしたものがそこにある。

真っ暗な自分の周りと、光輝く景色の間には距離がある。どうやって光のあるほうへ辿り着くのか・・・人生かよ(笑)

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末光咲織

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