今の心の状態を例えるとこうなる

ある日の午後、突然インターホンが鳴る。

玄関を開けたら、知らない人が立っていた(顔はよく分からない)。

あわててドアを閉めようとするが、「その人」は外から全力で開けようとしてくる。

当然、私も抵抗する。

ドア1枚を通しての攻防戦(これが長い)。

「さっさと出てこい!!!」

「絶対にイヤだーーーー!!!!!(泣きそう)」

引いて、引かれて、また引き返して、というのを延々繰り返す。

傍から見たら(現実だとしたら)とんでもないシチュエーションだ。

ただ、ちょっと違うのは、「その人」が部屋に入ろうとしてくるのではなく、中にいる私を外へ引きずり出そうとしてくるところ。

 

しばらく抵抗し続けていたけれど、相手はとにかく力が強くて(性別は分からないけれど)、ついには腕を掴まれ、外に引きずり出されてしまう。

「ああ、もうダメだ・・・」って、なんかいろいろ諦めた。

初めて外の世界に出る。

まぶしくてよく見えないけれど、目の前には見たこともない景色が広がっている。

心地よい温かさを感じる。

私の知らない世界は、思ったよりも広くて優しかった。

 

・・・と気づくのかもしれない。そんな妄想。

ドアを開けようとしてくる「その人」は、もう一人の私。

ドアを引っ張り合っている状態は、まさに今。「変わりたい!」と思いながらも、「私じゃダメかも」って考えたりしてしまう。

頑張っているつもりではある。それでも、自分の力だけでは限界なのかもしれない。

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末光 咲織

末光 咲織

東京都在住の会社員。文章を書くこと、音楽、演劇、ラジオが好き。周囲から否定される数々の経験が元となり、成長するにつれて感情を思うように表に出せなくなる。自分の人生なのに、自然と「裏方」になろうとしていたことに気づき、2016年の冬、生き方を変えようと決意する。本当はもっと表に出て、自分の思いを表現することで生きていきたい。将来的には、会社員+個人事業主として活動したい・・・と思っている。