文章の品格 by 林望【読書記録】

「よい文章とは何か?」を学ぶと同時に、小さいころからの疑問がクリアになるという、予想もしなかった収穫がありました。

この本を選んだ理由

1月のWPスタートアップ講座にて、ものくろさんからいただいたもの。包装された状態で、何冊も積み上げられた中から、自分の直感で一冊選んだ。

ものくろさん曰く、「本は必要なときに、必要な人の手に渡る」とのこと。そのときの私にはこの本が必要だと、何かに判断されたようだ。

学んだこと

(1)文章の基本=日頃の話しことば

自分の中にあるものが、そのまま文章になる。つまり、ことばを知らなければ、最適な表現も見つからないということ。

正しいことば(敬語)の使い方を覚え、同時に語彙を増やすことで、表現の幅が広がっていく。

(2)よい文章は「作者の手を離れている」

世の中にはいろいろな人がいて、物事の感じ方もさまざまである。自分にとっては大事なことでも、それを他の人が同じように感じるとは限らない。

感情そのもの(嬉しい、楽しい、悲しい、など)ではなく、「具体的な事実」を、「感情を交えない」で書くことで、読み手が出来事を追体験することができる。そして説得力も生まれる。

散々苦しめられた就活のESを思い出す。「具体的になっているか?」「詳細に書いてあるか?」しつこく添削され、これでいいのか?と、いつも考えていた。

(3)文章の「呼吸」は、真似ることで学ぶ

お手本にするのは、自分の好きな作家の文章でよい。お手本を真似ることで、文章の「呼吸」をつかむことができる。敬語、句読点、ことばの使い方、表現のバリエーションなどは、教え込まれるものではない。

お手本といえば・・・書道教室の硬筆のお手本などは、ある程度まとまった文章であることが多い。また、私は面倒だったのでやらなかったが、「天声人語」などのコラムを書き写すテキストも売っている。

なぜ文字だけでなく、文章を書かせようとするのか。その理由はこんなところにあったようだ(実際にそうだったのかは分からない)。

これから実行すること

・感情をそのまま書かず、客観的表現に置き換えて書く

・いろいろなジャンルの本を読む

まとめ

「真似ることにも意味がある」というのは、この本を読んだから気づけたことです。ずっと気になっていたことが、このような形で解決されるとは。読書ってすごい・・・

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末光 咲織

末光 咲織

東京都在住の会社員。文章を書くこと、音楽、演劇、ラジオが好き。周囲から否定される数々の経験が元となり、成長するにつれて感情を思うように表に出せなくなる。自分の人生なのに、自然と「裏方」になろうとしていたことに気づき、2016年の冬、生き方を変えようと決意する。本当はもっと表に出て、自分の思いを表現することで生きていきたい。将来的には、会社員+個人事業主として活動したい・・・と思っている。
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