母が私に望むのは、私が「生きたいように生きる」こと。

久しぶりに、地元で暮らす妹に電話しました。話しているうちに思いがけない話題になり・・・いろいろ考えてしまいました。

「仕事がない日って何してるの?どうせまた胡散臭いセミナーにでも参加してるんでしょ?私は老後のためにお金貯めてるよ。もう若くないんだし。父さん母さんだって、いつ介護が必要になるか分かんないから。お姉ちゃんさあ、親の介護のことなんて考えたことないでしょ?都会の人は気楽でいいよね。」

「胡散臭いセミナー」なんて参加したことないんだが。そんなことより、20代前半で「もう若くない」って・・・「老後のために」お金を貯めるだなんて・・・「今」は一体どうなる?どうしても納得できませんでした。

社会人になって4年、ビジネス書も数十冊は読んできました。それらの中には、「未来のためにお金を使うこと」「自己投資の大切さ」について書かれていて・・・私もそのような思考になりつつあるのかもしれません。

しかし・・・両親はまだ元気だけど、そろそろ介護のことも考えないといけないのか?妹が「地に足の着いた考え方」をしていて、私は自分勝手でどうしようもない、親不孝な人間ということなのか?特に介護のことは、気になって仕方なくなってしまったので、こっそり母に電話してみました。直接聞いてみたら、母はこう言いました。

「私は子どもの世話になるつもりはない。そうならないようにずっと準備してきているから。若い人が介護離職したり、親のためにやりたいことを諦めた、っていう話を聞くと、本当にかわいそうだと思うよ。あんたの人生なんだから、私たちのことを考える前に、あんたがやりたいことをどんどんやるべき。」

母としては当たり前のことを言ったのかもしれませんが、実はここまで考えてくれていると思っていませんでした。

母が望んでいるのは、自分の面倒を見てもらうことではなく、子どもが人生を全力で、楽しんで生きること。そう気づいた瞬間、何とも表現しがたい衝撃が走りました。今回ばかりは「母の言うことを聞かないと親不孝になる」。もっと自分の人生に真剣にならなければ、と思いました。

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末光 咲織

末光 咲織

東京都在住の会社員。文章を書くこと、音楽、演劇、ラジオが好き。周囲から否定される数々の経験が元となり、成長するにつれて感情を思うように表に出せなくなる。自分の人生なのに、自然と「裏方」になろうとしていたことに気づき、2016年の冬、生き方を変えようと決意する。本当はもっと表に出て、自分の思いを表現することで生きていきたい。将来的には、会社員+個人事業主として活動したい・・・と思っている。
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